About 'SHERLOCK'

概  要

英国BBCにて2010年より放映開始されたミニシリーズ形式ドラマ。2017年放映のシリーズ4にて制作休止中。
1シーズン3話ながら、1話が90分と長いため映画並みのクオリティーで見ごたえがある。
また、タイトルからも分かる通り英国の某名探偵が主人公だが、時代設定をビクトリア時代から現代に置き換えてあるため、捜査の小道具としてPCやスマートホンが登場し、スタイリッシュな映像美とも相まって世界中で人気沸騰した。
中でも第2シリーズ最終話は、「ライヘンバッハ・ショック」なる造語が生まれるほどの衝撃を与える作品となっている。
(造語と言えば、シャーロックとジョンの絆を表現する言葉として、従来のBLでなく「ブロマンス」なる造語も生まれている。)

管理人的には、シリーズ3~4で明らかに作風変わった気がしてて、4に関してはほぼ身内の話であまり面白く見れなかった。
そのため尻すぼみ感が強く、残念なドラマになっちゃってるので、ぜひシリーズ5制作してもらい、元の推理サスペンスドラマとして有終の美を飾ってほしいと切望してます。


登場人物


SHERLOCK/シャーロック・ホームズ(ベネデイクト・カンバーバッチ/声:三上哲)
警察も相談に訪れる、世界でただ一人のコンサルタント探偵。
冷徹な観察眼や直観力等、探偵としては天才だが社会に適応出来ていないところはほぼ原作通り。
第1シリーズでは地動説も知らないという原作設定がそのままであることも判明し、制作側のユーモア精神に脱帽。
個人的には、時には残酷ともとれる冷徹な一面が原作より強調されてるように思えるけど、サスペンスドラマとしてはそれで大正解な気がしている。


JOHN WATSON/ジョン・ワトソン(マーティン・フリーマン/声:森川智之)
ひょんなことからシャーロックと同居し、助手も務めることになった元軍医。
一見癒し系だけど、軍での経験があるだけにいざという時はいかんなくその実力を発揮。特に銃の腕前は天下一品である。
普段はシャーロックの奇人っぷりに迷惑してるように見えるが、実は彼の才能に惚れ込んでるので何かあれば身を挺してシャーロックを守ろうとする。
原作やこれまでのホームズ物とどこが違うかといえば、個人的にはジョンの描かれ方だと思ってる。名探偵と助手、ではなく対等な友人同士として描かれ、この2人の絆の強さがドラマに新しい魅力を与えている。

ハドソン夫人(ウーナ・スタッブス/声:谷育子)
言わずと知れた、シャーロックとジョンが暮らすベイカー街221Bフラットの大家さん。
この2人を唯一叱り飛ばしたり出来る人物なので、ひょっとするとこの人が世界最強かも…?

レストレード警部(ルパート・グレイブス/声:原康義)
原作と違うと言えば、この人もそうかな…? 酷男のはずが思わぬ美中年。
スコットランドヤードの警部という立場上あまり態度に表わさないが密かにシャーロックを信頼していて、ジョンとの仲もいい。

マイクロフト・ホームズ(マーク・ゲイティス/声:木村靖司)
シャーロックの兄マイクロフトを演じるゲイティス氏は、共同プロデューサーの一人。
シーズン1第1話での初登場シーンは秀逸。周囲に「英国政府そのもの」だと言わしめる強大な権力を持っているらしい。

ジェイムズ・モリアーティー(アンドリュー・スコット/声:村治学)
一見青年実業家風だが、自称世界で唯一のコンサルタント犯罪者。そういやこの人も原作では老教授って設定だったな…。
シャーロックと同等(もしくはそれ以上)の頭脳を持ちながら…ってとこが、一人の人間の明と暗を表してる…ような気がしないでもない。
癒し系のジョンとはまさに対極、って感じで興味深い存在。シーズン1,2では彼との戦いが描かれる。


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